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【健保】令和7年度から任意継続被保険者の保険料の算定基礎が変わります
「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律(令和4年1月1日施行)」において、任意継続被保険者の保険料の算定基礎は、当該健康保険組合が規約で定めることにより「資格喪失時の標準報酬月額」とすることが可能となりました。
昨今の当組合の財政状況及び退職前と同等の応能負担を課すことが適当との考えの下、この度、規約変更を行い、厚生労働省厚生局の認可が下りましたので令和7年度から任意継続被保険者の保険料の算定基礎を「資格喪失時の標準報酬月額」に変更いたします。
変更前 | 変更後 | |
保険料の算定基礎 |
資格喪失時(退職時)の標準報酬月額 or 当組合の平均標準報酬月額のどちらか低い方 |
資格喪失時(退職時)の標準報酬月額
|
※参照>公告1024号 〔組合規約の一部変更について(規約条文の改正)〕
■納める保険料の例
※毎月納める保険料=標準報酬月額×保険料率(事業主負担がなくなるため全額自己負担)
※一般保険料率8.40%、介護保険料率1.80%、令和6年度の平均標準報酬月額(440,000円)での算出
ケース | 退職時の標準報酬月額例 | 保険料の種類 | 変更前 | 変更後 |
退職時の標準報酬月額が平均標準報酬月額(440,000円)より低いケース ※変更前後で保険料は変わりません。 |
360,000円 |
一般 保険料 |
30,240円 =360,000円×8.40% |
30,240円 =360,000円×8.40% |
介護 保険料 |
6,480円 =360,000円×1.80% |
6,480円 =360,000円×1.80% |
||
退職時の標準報酬月額が平均標準報酬月額(440,000円)より高いケース ※変更前後で保険料が変わります。 |
1,390,000円 (標準報酬月額上限) |
一般 保険料 |
36,960円 =440,000円×8.40% |
116,760円 =1,390,000円×8.40% |
介護 保険料 |
7,920円 =440,000円×1.80% |
25,020円 =1,390,000円×1.80% |
■参考
●当組合の保険料(保険料の計算方法、保険料月額表など)は こちら
●任意継続した際の保険料シミュレーション(令和6年度)は こちら
令和7年度保険料シミュレーションはR7年4月以降の公開となります。
令和7年度保険料シミュレーション公開前に概算を確認した場合は「令和6年度保険料月額表」をご参照ください。
※「令和6年度保険料月額表」からの保険料確認方法
step1 「保険料月額票p1被保険者」の保険料額から標準報酬月額を確認する
(給与控除されている健康保険料(計)から標準報酬月額を確認する)
step2 「保険料月額票p3合計」の標準報酬月額(step1で確認)から保険料を確認する
以上